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【インタビュー】騎射場の玄関口「るり子写真館」

2017.11.30


みなさんこんにちわ!
のきさき市メディア班 昭和男児な新人ライターかずくんです。
今回は、のきさき市に協力いただいている、るり子写真館を取材いたしました。
ぜひ、読んでみて下さい。よろしくお願いいたします。

 


騎射場電停に降り立つと飛び込んでくる、ノスタルジックな雰囲気の看板。
「市電やバスの車窓からここの看板が見えると、騎射場に帰って来たと思う。いろんな人に、そう言って貰えるのが嬉しいですがね。」


るり子写真館の創業は昭和32年8月8日。今年で60年目を迎えました。

「昔の人は、末広がりの8を入れた方が、良かって言うものでした。ほいでね、電話番号、運転免許証の更新日、車のナンバーも。」 元々、南さつま市にある実家の写真屋さんを手伝いながら、当時盛んだった各新聞社の写真コンテストに作品を出展していました。1冊の古いアルバムの写真を、1枚1枚お話ししながら教えてくれました。


るり子さん③

「笑顔にしても自然体が、良い写真になった。」
そのうち、少しずつ入賞するようになり、県内各地へ撮影に行く機会が増えたため、手伝いが出来なくなっていました。

「昭和20年代、旅行へ行くゆとりもない時代。人と出会い、風景を見るのが楽しみでしたね。今思えば、まだまだ上手く撮れたのになあと反省ばっかりですが、当時関わった人達が、時々お店に寄ったり連絡をくれたりします。がっつい、ありがたいですよ。」

そんな時、騎射場にいた同郷のかたが、たまたま空き店舗を見つけて出店の誘いがあったのが、創業のきっかけだったそうです。
当時、目の前には土手があり、その上を電車が走っていて、終点の鴨池には動物園があり、現在の与次郎は海だったそうです。

来た当初は、一人暮らしが寂しくホームシックもありました。同じ思いかもしれない若い学生さんが、証明写真や就職用写真を撮りに来た時に、出来る範囲で親切にしたいとの気持ちに繋がっているそうです。


「昔と比べ、自転車や外国人が増えて、街並みもだいぶ変わってきました。
 これからの騎射場に期待することは、商店街でシャッターが降りずに、いろんな人が続けていけたらと思いますよ。楽しい人が増えました。古い人も多いですよね。みんな親切で面倒見が良い。のきさき市、通り会、町内会、いろいろと協力し合っていけば、もっと良い時代が来ると思います。故郷は懐かしくもあり、ありがたい存在ですよね。

故郷への想いが詰まった、人と人との繋がりを大切にする写真館だと感じました。

るり子さん①
「今、食べる物が何十年後の自分に繋がる。若い人も、食べる物に気をつけてほしいですね。」
今もシャッターを押し、現役バリバリのるり子さんから若い世代へ、“食べるという事”“人に親切にする。人がやりたがらない事でも、率先してやる事”という、2つのメッセージをいただきました。

夢とは大好きなことやってみたいこと、仕事とは人の役に立つこと、そんなるり子さんの原点を感じるメッセージでした。(かずくん)

 



【お店紹介】
るり子写真館
住所:鹿児島市荒田2丁目41ー8(騎射場電停前)
電話:099-254-0380

 



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