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【インタビュー】実行委員長「須部貴之」☆思い編

2017.10.27


※前回までのあらすじ

のきさき市実行委員長「須部貴之」さんの
学生の頃の夢から、ディズニーリゾートでの運命の人「おかみ」との出会い。
そしてディズニーランドでの裏話をお聞きしました。

 

※気になる方は前回のブログをチェック!
 ↓ ↓ ↓
【インタビュー】過去編 ☝️”

 

 

さてさて今回は、思い編(後編)です!

鹿児島に帰郷後、地元のまちを見て須部さんが何を思い、どういうことをされているのかを僕なりに言葉にまとめました。

 

よっしー:Y /委員長:T

 

Y:17年ぶりに鹿児島に帰ってきて地元のまちをみてどう思いましたか

T:とても変わっていたね。具体的なところで言うと、建物そのものが変わっていたり、人の数が減っていたりしていたことがあげられるかな。平日の昼間で天文館の人通りの少なさには驚いたね

 

Y:そんなにも変わっていたんですね。須部さんはその頃からまちづくりのことについて考えるようになったのでしょうか。

T:そうだね。2013年6月に鹿児島に帰ってきて、まちの現状を知って、8月にリノベ ーションスクール@北九州に行ってまちづくりを学びはじめたよ。

 

Y:どういう点が問題で、騎射場にまちづくりというコンテンツが必要だったのでしょうか。

T:騎射場というまちは人口分布が面白い形になっていて、鹿児島大学が近いということもあって人口の3分の1が学生なんだよね。それに鹿児島で外国人が住んでいるのが一番多いまちでもあるんだよね。だからまち自体は若者で溢れていて衰退していないように見えるけど、もともとそこに住んでいる人たちを見てみるとしっかりと時代の流れに乗っていて少子高齢化しているんだよね。それでいて、騎射場というまちは教育機関がすぐ近くにあって普通ならばある程度、地域と教育機関は繋がりが生まれてくるんだけど当時はそれがなかったんだよね。それに地域の中での繋がりもあまり感じることが出来なかったね。

 

Y:そこで須部さんが騎射場でまちづくりをしようと踏み込めた理由は何だったのでしょうか。

T:たまたま僕の地元が騎射場だったからというだけだが、エリアマーケティングとポジショニングを自分なりに分析したところ騎射場にしかない魅力に自分自身が惚れたのだと思うし、もっとこのまちは面白くなる、という自信があったからだと思う。それを可視化させてみんなと共有することができれば暮らしもみんな面白くなるのでは、と思っているよ。

 

Y:確かに、騎射場ならではの魅力というのは最近感じるようになりましたね。 須部さんはその魅力を引き出すためにのきさき市をされていますが、なぜイベントというスタイルを取ったのですか?

T:騎射場には鹿児島大学や専門学校などがあり若い子達が多いので、その若い子たちと一緒になにかするには学園祭みたいなノリのあるイベントが一番いいと思ったからだね。 また、軒先を使うという手法は、全国のマーケットイベントを視察したなかで、京都五条のきさき市が一番ピンと来て、この手法が騎射場の荒田と下荒田エリアをつなぐことができるだろうと思いこの手法にしたんだよね。

 

Y:そういうねらいがあってののきさき市だったんですね! 今回で5回目ののきさき市ですが、1回目から毎回テーマが変わって、参加してもらうターゲットも変えていますが、今回ののきさき市のテーマがなぜ「Xmas&World」なのでしょうか。

T:それは今回のターゲットが外国人だからだね。騎射場が鹿児島市 で一番外国人が多く住み暮らしている地域で留学生の方も多いという土地柄から外国 の方にものきさき市に参加してもらうキッカケをつくりたかったので今回のテーマを 「Xmas&World」にしたんだ。テーマを「クリスマス」にしたのは、クリスマスが全 世界共通語だから。どこの国にもクリスマスはあるので、クリスマスというテーマで外国人に対して参加してもらうPRができればと思ったというわけで。それに、鹿児島大学の留学生の子たちも騎射場の人たちと接する機会があまりないのが現状でそれをイベントでつなげることができれば、と思ってこのテーマにしたんだ

 

Y:この思いが伝わって多くの外国人に参加して欲しいですね。
ところで去年のクリスマスはどんな過ごし方をしましたか?

T:覚えてないだよねw
けど、毎年クリスマスは女将の手料理コースを食べるのが習慣だよ。

 

Y:覚えてないんですね(笑)。
では最後に、2つだけ質問させてください。
まず、まちづくりをされてきて、いろいろ考え方や思いなどが変化してきた須部さんの今の夢を教えてください。

T:今の夢は、騎射場が知り合いだらけになって、騎射場から出なくて住む暮らし方ができるようになることだね。そのためには一緒に産業(コト)をつくることをしなければならないのだけれど、まずは人と繋がることからなので、それをのきさき市ではじめている感じだね。

 

Y:では最後に、のきさき市で今までで一番嬉しかったことを教えてください。

T:自分の想像を超えてつながりが出来ていることかな。のきさき市をキッカケに出会った人たちがどんどん勝手に繋がりだしていて、それが何よりも嬉しいね。

 

Y:僕もそのつながりを享受している1人なのですが、この繋がりは一生大事にしていこうと思います。
本日は今回で5回目となるのきさき市というマーケットを用いて地域の中に繋がりを生みだし続けている須部さんへの長い長いインタビューでした。
ありがとうございました。

T:ありがとうございました。

 

 

☆須部さんのプロフィール☆

鹿児島市立八幡小学校から
市立天保山中学校を経て松陽高校卒業後
千葉県浦安市の明海大学不動産学部に進学
大学在学中に夢の国ディズニーランドで
バイト、卒業後もディズニーリゾートで
働き、24歳で三井不動産に就職、35歳で
実家の不動産会社「㈲すべ産業」を引き継
ぐために17年ぶりに騎射場に帰郷
のきさき市を中心に様々な活動をしている

 

(よっしー)

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