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【インタビュー】伊地知さんのデザインに学ぶ

2017.11.27


みなさんこんにちは。
のきさき市まであと6日となりました。
只今のきさき市ライターによるインタビュー記事を毎日更新しています!

1回目はポスター用写真を撮影してくださったよしけんさん

2回目はコラボ企画で、防災MAP作成を協働してくださった酒井先生

3回目はその防災MAPを一緒に作ってくれた仲間の留学生フィラスさん

をご紹介してきました!
(バックナンバーもぜひご覧ください♪)

4回目となる今回は!!
イケメン先生ことデザイナーの伊地知さんを取材させていただきました!!

伊地知さん②学生リーダーよっしーがインタビューしてくれましたので、ぜひご覧ください!!

 


◎伊地知裕貴さんのプロフィール
富山大学芸術文化学部芸術文化学科デザイン情報コース卒業
富山、岐阜、長崎とデザイン事務所や工房を経て、Uターンして鹿児島を拠点にZERO HOURS DESIGN STUDIO(ゼロアワーズデザインスタジオ)を立ち上げ、プロダクト、パッケージ、グラフィック、WEBなどのデザイン活動を行っている。

・・・

のきさき市との関わりは第1〜2回に続き、今回の第5回はブランディング統括として、ポスター、MAP作成、全体構成のお目付役(シメ役 笑)となり、のきさき市の向上に力を貸してくれている重要な存在である。

 


Y:よっしー
I:伊地知さん

 


Y:ではまず、のきさき市のポスターや防災MAPを作成するときに気を付けた点や、工夫した点があれば教えてください。

I:前に決めたコンセプトっていうのをどう落とし込むかっていうのと、ただ作るだ
けにしないほうがいいなっていうのはあったね。ちょっとでもデザインのほうでもなんか「まちの人が関われる要素」は入れたほうがいいかなって。




Y:ほかに防災MAPで何か工夫した点ってありますか?

I:今回のは完全に鹿児島大学酒井研究室とのコラボ企画ってことで、結構苦肉の策でもあったけど、まぁ日常的にっていうことがあったから、もしもの時のってのもあるけど。
また、のきさき市の来場者を考えたときに、来るのは親子連れで、そう考えたら車で来るときに駐車場の位置があったほうがいいよなていう。広くとらえて使ってもらえるようにした。そうしておけば、パーキングの位置がわかるから車の中においていたり、騎射場に行くハードルも下げられないかなっていうのは意識したかな。
                       


Y:それをデザインにできるのがすごいですよね。
 

I:仕事ですから(笑)

 

 

Y:今まではどんなのをデザインとかしていたんですか?

 I:今までやったのはパッケージとプロダクトと看板とかかな。

 

 

Y:伊地知さんがデザイナーとして仕事で一番気を付けていることは何ですか?

I: なるべくゴミなものにしたくないなってことかな。
大学のとき、先生から言われた「パッケージは最後はゴミやぞ」って言葉が頭に残ってもいたし。
まあ所詮デザイナーってのはゴミ量産しているようなもんだからね。
パッケージもあけて出したらゴミだし、チラシもその期間を過ぎたらゴミだからね。

 

Y:それをゴミにしたくないってことですかね?

I:ゴミにするにしても有益なゴミにしたいってことだね。その通過点の中で、どう
有益にするか。まぁこの考えのままじゃダメなんだろうけど。

 

Y:そうですか?

I:だってそもそもゴミを生み出さないようにするにはっていうとこにいかないと。
実際そういうアクションがはじまっているところもあるからね。

 二年前くらいだったかな。レクサスのデザインコンペで日本人の方がとった賞とか、そこらへんを考慮したやつだったよ。寒天でパッケージをつくるっていう、自然に帰る梱包っていうのを開発してたよ。

Y:すごいですね。ただのゴミにならないで自然に帰るっていう。

 

 


Y:では、最後の質問ですが、今回ののきさき市のテーマにちなんで、去年のクリス

マスは何をしていましたか?

I:去年のクリスマス~?(笑)
何していたっけな?
たぶん、仕事をして、その後彼女と過ごしていたと思うよ(笑)
そういうことにしといて(笑)
伊地知さん①




笑顔がキュートで、ちょっぴり天然なところもあるけれど、いつもストイックにデザインを追究している伊地知さん。
ただデザインするだけでなく、情熱と強い信念を持って、まちも人も価値あるものへと変えて行く。あらためてデザインの深さを学んだ気がしました。
今回ののきさき市MAPが、イベント後もゴミではなく「騎射場のマップ」として、1枚でも多く活用していただけるのではないかと思います。のきさき市も有益あるものを作っていきたいと思いました。
伊地知さんありがとうございました!!
(取材:よっしー/記事:おかみ)


 ZERO HOURS DESIGN STUDIO
(ゼロアワーズデザインスタジオ)
↓オフィシャルサイトはこちら↓
https://zerohoursdesignstudio.tumblr.com