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【イベントレポート】防災まち歩き&HUG体験/かずくん

2017.12.10


みなさん、こんにちは。
第5回のきさき市メディア班の昭和男児、かずくんです。
騎射場のきさき市が終わり、ちょうど1週間が経ちました。
今日は防災まち歩き&HUGについて、レポートいたしましたのでご覧下さい。




<HUG体験(避難所運営ゲーム)>
NPO法人フードバンクかごしま 原田一世さん 進行の下、10時30分から約1時間、森道場1階(野村学園ビル)においてHUG体験を行いました。大学生や外国人留学生に加え、学童保育中の子ども、阪神淡路大震災を経験された方、近所のおばあちゃ
んまで、20名以上にご参加頂きました。

防災HUG2−1


防災HUG2−2のきさき市HUG体験では3つのグループに分かれ、次々に読み上げられる避難者属性カード(被災者)を床に置いた学校(避難所)の図面へ、そのかたの属性や避難所のスペースを考えながら避難(カードを置く)させていきました。その途中で、イベントカード(突発的に救急患者が来たり、食料が届いたり、仮設トイレが来たり)が読み上げられ、次々の配られる避難者属性カード、イベントカードをグループ内メンバーで協力しあいながら、コミュニケーションを深めて行くというゲームでした。 防災HUG2

 

 


防災HUG1

災害発生時の避難所運営は、日常生活ではほとんど意識していないですが、今回ゲームを経験し、事前の備えが大切である事を共有する機会となりました。

防災HUG3


(※)避難所HUG(ハグ)は、避難所運営を考えるためのひとつの手法として、静岡県が2007年度に開発した、避難所運営を模擬体験するゲームです。
HUGは、H(hinanzyo避難所)、U(unei運営)、G(gameゲーム)
英語で「抱きしめる」という意味。
※静岡県公式ホームページ参照
http://www.pref.shizuoka.jp/bousai/e-quakes/manabu/hinanjyo-hug/about.html


NPO法人フードバンクかごしま
NPO法人フードバンクかごしまは、食品ロスを減らすために、まだ食べられるのに様々な理由で廃棄される食品を各施設・団体へ届ける活動を鹿児島で行っています。
また、様々な被災地応援の経験からHUG体験の重要性を鹿児島に広めています。
↓オフィシャルサイトはこちら
http://ksnk.org

 

 



防災まち歩き1
<防災マップでまち歩き>
のきさき市と鹿児島大学酒井研究室が協働で作成した防災マップを元に、コーディネーターを実行委員(うえきょん)やキャストが務める中、13時30分から約1時間まち歩きを行い、半数近い外国人留学生や主婦を含め20名以上にご参加頂きました。

防災まち歩き5


八幡公園、荒田公園等緊急避難場所に指定されているところを確認しつつ、カフェ、子ども食堂、外国語学校等、いろいろな雑学も交えながら歩いていきました。
防災まち歩き
普段何気なく歩いている街で、平地と思っていても実は傾斜のあるところ、マンホール・側溝・ブロック塀・瓦屋根(3~4トン位あり、実は重たい)等、災害が起こった時に何が危険要因になり得るのか、たくさんの気付きを得る事ができました。

防災まち歩き3

また、異人館跡(留学生会館前の石碑付近)は江戸時代まで海岸であったこと、島津斉彬公(江戸時代のお殿様)が薬品用ガラス瓶の工場を建立していた事等、歴史についても学ぶ事ができました。防災まち歩き4
まちを歩きながら、「実際、災害が起こった時、なんと言って周りの人に助けを求めればいいのか?最寄りの避難所はどこか?」等、参加者からは真剣な質問が飛び交っていました。
鹿児島は火山を抱え、大災害はいつ起きるかもしれません。今回の体験を踏まえ、街つくり等のハード面と住民が助け合うソフト面について、みんなで考える場となりました。
防災まち歩き6

 

 

 

今回、防災イベント(2つ)に参加させていただき、NPO・教育・行政・民間等が、組織の境界線を超えて「災害に強い街づくり」に、真剣に向き合っている事を知り心強く思いました。「災害に強い街づくり」は誰がやっても収益にならない、しかし誰かがやらなければならない事です。いろんな人の想いを分断せず、大義に一致団結して動く事で、新たな価値共創が生まれるのだと感じました。私達も他人事ではなく自分事として、まずは知人・友人や家族と「災害時に、何を持ち出すのか、どこに避難するか」等、身近な会話をする事から始めたいですね。
出来る事を一つ一つ。今を生きる世代から次の世代へ、大切な故郷を繋げるように。
(かずくん)

 

All Photo  by shige


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